個別相談の効果は脳科学的にも立証されている!

堀亜砂子
堀亜砂子

豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!

悩みを人に相談しますか?

突然ですが・・・


あなたは悩みや困ったことがあったときに
誰かほかの人に相談しますか?

「言語化の魔力~言葉にすれば悩みは消える」(幻冬舎)
の著者で精神科医でもある樺沢紫苑氏が
Twitter(現在はX)で行った調査によれば

「あなたは困ったときに人に相談しますか?」との問いに対し
「すぐに相談する」と答えた人は28.8%だったそうで


「あまり相談しない」「どちらともいえない」という方が
約7割を占めるのだそうです。

振り返ってみると自分も決して
「すぐに相談する」というタイプではなく
まずは一人で解決しようとひとしきり悩んで
ストレスを抱えてしまうことも少なくないな、と思い当たりました。

さて、あなたはどちらでしょうか?

樺沢氏は「言語化の魔力」の中で
「相談するとは他人の視座を借用すること」とし

「そのときあなたの能力の有無は問題にならず、
むしろ、能力が低い、自分で悩みを解決できない人ほど
他人の力を借りるべき」としています。


悩みは抱え込まないで人に相談するほうがよいのは
理屈ではわかりますが、その根拠は何なのでしょうか。

悩みを相談することの3つの効果

「言語化の魔力」では
悩みを相談することの効果として次の3点が挙げられています。

1.無意識が意識に変わる

言葉にする(言語化する)ことで無意識の領域に沈んでいる悩みを
意識できるところまで引き上げれば、漠然として捉えどころのない「悩み」も
客観的、具体的に捉えられ、取扱い可能になります。

2.脳が軽くなる

書いたり話したり(言語化)して頭の中にある考えを外に出すことで
脳の作業領域を空けることができ、脳の機能も向上、思考も進むため
悩みの解消へ向けた対処法やアイデアも浮かぶようになります。

パソコンのハードディスクがいっぱいになりそうなとき
外付けハードディスクやクラウドに保存しておくことに
例えるとわかりやすいですね。

3.癒され、心が軽くなる

人に話して、さらに相手の共感を得られると
愛と繋がりのホルモン「オキシトシン」が分泌されるとされます。

オキシトシンは幸福物質とも呼ばれ、次のような効果があるそうです。

(オキシトシンの効果)
1.ストレス解消(ストレスホルモン「コルチゾール」低下)
2.リラックス効果(副交感神経が優位に、心拍数も低下)
3.不安の減少効果(偏桃体の興奮を鎮め不安を取り除く)
4.抗うつ効果
5.ストレスから脳を守る
6.その他(免疫力向上、細胞の修復促進)



このように悩みを人に相談することの効果は
脳科学的にも証明されているため、

もしあなたが、心に漠然とした不安や悩みを抱えているのであれば

勇気を出して相談することが悩みの解消への近道になると言えるのです。

個別相談(面談)は言語化の場


相続に関する個別相談では、


相談を受ける側の専門領域、
相談者の年齢や性格、ご家庭の事情などによって
進め方も変わってくると思いますが


相談者ご自身の言葉で話す(言語化する)ことが
最も大切なのは言うまでもありません。


こちらからの質問に答えていただく過程で
ご自身の悩みを言語化して
無意識領域から意識下へ引きずり出すことで頭の中が整理され、
本当の悩みの正体に気づかれる方が多くいらっしゃいます。


さらに、話すことで心が軽くなってひとまずは癒される!


以前、あるお客様が面談のあと
「(相続がらみの)お金のことを相談していたのになぜか癒されました!」と
スッキリと明るい表情で嬉しそうに話されたことが印象に残っています。


もちろん中には
「相続について知識がまったくなくて不安だから
とにかくいろいろ教えてください!」という方もおられます。


では果たして知識をお伝えしたら
この方の不安は解消されるのでしょうか?


答えはNoだと思います。

もちろん、手続き上のことなどは
まったく予備知識がない状態でそのときを迎えるよりは
あらかじめ知っていたほうが慌てないということもありえます。


ただ、相続というのは
一生のうちでもそう何度も経験することではないため


たとえ多くの知識を取り入れたところで
習熟したり慣れたりすることはないのでは?と思います。

どんなに専門知識があっても
いざというときには戸惑い、慌てることもあるというのは
私自身も経験済みです。


また逆に、知識を得れば得るほど、
「あれもこれもやってない!」と焦りや不安を募らせる方が
多いのも事実です。


初回の個別相談(面談)の一番の目的は
言語化することで本当のお悩みに気づいていただくこと


そして私の役目はその手助けをすることと考えています。


お悩みの正体が明らかになったら
次はお悩みの原因となっている
本当の問題点を専門家として炙り出してゆきます。


問題点が明らかになったら
次はその問題を解決するためには
具体的にどんな対策がありうるのか
いくつかの案をご提示します。


そしてその中からどれがよいのかを
ご家族で相談して選んでいただき
実行に移して行くというのが
生前対策の理想的な流れと考えています。

まとめ

どんな人の命にも限りがあるとはわかりつつ
日々の生活の中でそれを忘れている、
いや、気づかないふりをしているのかもしれませんね。


誰にだって関係があるのに
誰もが一生にそう何度も経験することのない「相続」のこと


不安や悩みがあっても自力で解決するには限界があると思いませんか?


上記のとおり相談することの効果が脳科学的にも立証されているのなら、
一人で抱え込まないで相談するほうがよいことは明らかでしょう。


相続についての個別相談(面談)では


財産状況などの細かい内容に入る前に
ご自身の言葉で話す(言語化する)ことで
まずは何が本当のお悩みなのか気づいていただくことが
何よりも大切です。


例えば本やネットの情報で読んだり
周りの人も言っているからといって
「何が何でも遺言書を作成しなければならない」
と焦る必要はないですし、


逆に遺言書さえ作成すればすべてが解決するというものでもないのです。


お悩みとその原因となる問題はそれぞれのお宅の状況によって千差万別

まずは頭の中のモヤモヤや不安を相談することで言語化してみましょう。


相続・生前対策に関する個別相談(面談)の流れなどについては
こちらのページでご案内しています。


脳科学的に効果が立証されている個別相談ではありますが
気を付けたい点もあります。

こちらのブログ記事↓も読んでみてくださいね!
無料相談の落とし穴?!

ご家族の幸せな未来への
はじめの一歩として個別相談をご活用ください。


心を込めてサポートさせていただきます。

この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴24年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。