日ごろの「ありがとう」が家族の未来を救う!

堀亜砂子
堀亜砂子

豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!


「ありがとう」という言葉には、不思議な力があると言われます。
日常の中で何気なく使われるこの言葉ですが、その背後には人々を癒し、
つながりを深める魔法が隠されています。


今日はそんな「ありがとう」がご家族の幸せな未来のための
相続対策において重要な意味を持つ、というお話です。

「ありがとう」の語源と歴史

「ありがとう」は古語の「有り難し(ありがたし)」が語源です。
「有り」は「存在する」、「難し」は「難しい」という意味で、
元々は「存在することが難しいほど貴重なこと」という意味でした。


平安時代から使われ始めたとされる「有り難し」は
時間が経つにつれ、感謝の気持ちを表す言葉として進化し
「ありがとう」という言葉に変化しました。

「ありがとう」の波動

「ありがとう」という言葉は、
ポジティブな波動とエネルギーを持つとされています。


波動とは、エネルギーの振動のことで、
人間の感情や思考も波動として伝わります。

江本勝氏*による水の結晶の実験では
水に「ありがとう」という言葉を見せて凍結させると
形のととのった美しい結晶を形成するのに対し


「ばかやろう」などのネガティブな言葉を見せた場合は
不規則な結晶を作るという結果が示され、


「ありがとう」という言葉の持つポジティブなエネルギーが
物質にも影響することが視覚的に証明されました。

*
江本勝(えもとまさる)日本の経営者。株式会社I.H.M.代表取締役、
I.H.M.総合研究所所長、I.H.M.国際波動友の会代表。
『水からの伝言』などの著作を通じて波動理論の普及に努め、
自身の会社で波動測定器を販売した。(ウィキペディアより)


言葉の持つ影響力については
大手家具メーカーIKEAがいじめ防止キャンペーンの一環として行った
植物に言葉をかける実験**などでも証明されています。

**( IKEAによる実験)
まったく同じ環境条件で、片方の植物にはポジティブな言葉をかけ、
もう片方にはネガティブな言葉を30日間かけ続けるという実験の結果
ポジティブな言葉をかけられた植物は、健康的に成長し、葉も青々としていたのに対し、
ネガティブな言葉をかけられた植物は、成長が遅く、葉も枯れてしまいました。

偉人たちのエピソード

歴史的に見ると、多くの偉人たちも感謝の力を認識していました。
例えば、マザー・テレサは日常の中で感謝の気持ちを大切にし、
その精神が彼女の偉大な業績を支えました。

彼女は、「私たちが与える最も美しい贈り物は、感謝の心です」と述べています。
感謝の気持ちが彼女の行動にどれほどの影響を与え、
人々を癒し、救う力となったかを考えると、その重要性が理解できます。

日本の講演家である小林正観氏も感謝の力を説いていました。
彼は「ありがとう」の言葉を日常的に使うことで、人生が豊かになると主張しました。

小林正観氏は、自身の講演で「ありがとう」を1日3000回言うと奇跡が起こると話し、
多くの人々に感謝の実践を勧めました。
彼のエピソードは、感謝の力が人々の生活にどれほど深い影響を与えるかを示しています。


私自身も6月から毎日「ありがとう」を唱えるように口に出し続けて
ひと月あまりで10万回を超えました。


その結果・・・・大金が舞い込んだ!のような話はここでは控えておきますが(笑)
不平、不満、愚痴、泣き言、悪口、文句などマイナスの言葉を口にすることが
どんどん少なくなり、日々の幸福感が増していることを実感しています。


「ありがとう」をたくさん口にすることは
お金もかかりませんし、自分にとっても周りにとっても
よいことだらけなのは明白です。

相続対策への応用

「ありがとう」という言葉は、間違いなく家族間のコミュニケーションを円滑にします。


相続というと、どうしても財産の分割や税金の問題に焦点が当たりがちですが、
実はもっと大切なのは家族の絆だと強く感じています。


感謝や共感を日々表すことで、絆は深まり、家庭内の安定感も高まるため
感情の共有やコミュニケーションは、家族関係を強固にし、
心の健康にも寄与すると言えるでしょう。


2022年11月に亡くなった私の母は特に晩年は
日ごろから「ありがとう」をよく口にしていました。


ご近所の方やスーパーの店員さん、介護施設の職員の方々や私たち子供に対しても
たくさん「ありがとう」を言ってくれました。


そのおかげか、母が亡くなったあとご挨拶させていただいた
ご近所の方や介護施設の職員の方のどなたもが
心のこもった思いやりの言葉をかけてくださいました。


日頃から感謝の気持ちを伝え合うことで、
相続時に発生しがちなトラブルさえも
未然に防ぐことができると私は考えています。


私の母のように、親が子供に対して日ごろから
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることで、
子供たちも親の意思や考えを理解しやすくなり、
円満な相続が実現しやすくなります。

また、具体的な相続対策として、感謝の気持ちを込めた手紙を残すことも有効です。
遺言書に加えて、自分の思いや感謝の気持ちを綴った手紙を添えることで、
相続人たちに対するメッセージがより一層心に響くでしょう。


手紙には、日頃の感謝やこれからの希望、家族への愛情などを率直に書き綴ります。
これにより、遺された家族がしっかりと想いを受け取り、
煩わしさが伴いがちの相続手続きを少しでも心温かく進めることができます。


遺言書にも「付言事項」といって
家族やお世話になった人に感謝や願いを伝える文章を
加えることができるのですが


直筆で感謝の気持ちをしたためた手紙のほうが
よりまっすぐに伝わると思います。


私の母は88歳でこの世を去りましたが、
80歳になったときに私たち子供に宛てて
想いを伝える手紙を書き綴り、封筒に入れて残してくれていました。


その手紙を読むたびに、母の私たちへの深い愛情が感じられ、
今でも涙が止まらなくなります。

まとめ

「ありがとう」という言葉は、家族の未来を明るく照らす魔法の言葉です。
相続対策は、単なる税金対策や財産分与の手続きではなく、
家族の絆を深めるための大切なプロセスです。


日々の生活の中で感謝の気持ちを大切にし、
家族と共に豊かな未来を築いていきましょう。

この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴24年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。