秋のお彼岸にできること:先祖への感謝と相続を考える時間

秋分点を迎えて

2024年9月22日(土)日本時間21:44(12:44 GMT)に秋分点を迎えました。

秋分点とは、地球の自転軸が太陽に対して傾いている角度の関係で、
昼と夜の長さがほぼ同じになる瞬間を指します。


「秋分の日」は
1948年に施行された「国民の祝日に関する法律」によって
正式に祝日として制定されて以来、
「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日」として位置づけられています。


もともとは、明治時代に「秋季皇霊祭」として、
天皇家の祖先を祀る行事が行われていましたが、
1948年の法律改正により一般の人々も祖先を敬う日として祝日となったそうです。

秋分の日と秋のお彼岸の関係

秋分の日秋のお彼岸は深い関係があります。


秋のお彼岸は、秋分の日を中心とした前後3日間(計7日間)の期間を指し、
先祖を供養するための重要な時期とされています。


これは、春分と秋分の日を境に、昼と夜がほぼ等しくなることから、
「この世(現世)とあの世(彼岸)が近くなる」と信じられ、
特にこの時期(お彼岸)に先祖供養を行う風習が根付いているのだそうです。


お彼岸の期間中は多くの人が墓参りをし、先祖に感謝の気持ちを伝えますが、
秋分の日は、秋のお彼岸の中心的な日として
先祖を敬い、亡くなった方々を偲ぶことが大切にされています。


また季節の変わり目として、秋の始まりを感じる日でもありますね。



自然への感謝と調和を意識する時期として、
多くの人々がこの日に家族や故人に思いを馳せるのではないでしょうか。

まとめ

お盆の時期にもコチラ↓で書きましたが
「お盆に思う相続のこと」


あらためてこの時期にこそ、先祖から受け継いだものに目を向けて
未来へ繫ぐために、相続についても見直してみませんか?


相続というものは、単に財産を引き継ぐだけでなく、
家族の絆や未来に繋がる愛のプロセスで、最も大切なのは「想い」だと私は考えています。


朝晩は涼しくなり、少しずつ過ごしやすくなってきて、お墓参りをされる方も多いのではないでしょうか。


どうかこの時期をご先祖様への感謝の気持ちを胸に、家族のための備えをしっかり整える
きっかけにしてみてください。

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この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴24年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。