堀 亜砂子 
想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です！
亡き母がしてくれていた生前対策
2022年11月、
介護施設で暮らしていた母が88歳で亡くなりました。
父が亡くなってから20年以上もの間
実家で一人暮らしをしていた母は
亡くなる３年前に体調を崩して入院し
退院後は介護施設で暮らしていたのですが
体調を崩す何年も前から
時間をかけて少しずつ自分の生前整理をしていてくれました。
自分が認知症などになったり
亡くなったあと残された私たちが困らないように
母がしてくれたていたさまざまな生前対策は
主に次の３つのカテゴリに分けられます。
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１．お金や財産に関すること
２．実家に関すること
３．葬儀・お墓に関することその他
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１から３までについてそれぞれこちらから↓
１ 自分のため、家族のために今からできる財産整理の準備
２ 実家の整理～家族に安心して引き継ぐために
３ 最後に残す家族への贈り物：葬儀とお墓のこと、そして・・・
安心のためにやっておくとよいこと
我が家の場合
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１．お金や財産に関すること
２．実家に関すること
３．葬儀・お墓に関することその他
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すべてにおいて
逝く者（親）自らが、残される者（子）を想って
しっかりと備えてくれたおかげで
入院
介護施設入所
そして亡くなったあと・・・
あらゆるこまごまとした手続きにおいて
大きなトラブルなどで困ることなく
スムーズに執り行うことができました。
もちろんご家庭によって
家族構成や財産の状況なども異なるため
必ずしもわが家の例が模範というわけではありませんが、
親が亡くなる前にやっておくとよいこととしては
以下のようなことが挙げられます。
①銀行預金口座の集約
定期預金を解約して普通預金にまとめる、口座数を減らすなど
②所有財産一覧の作成
銀行口座、不動産、保険、株式、年金などの詳細をまとめておく
マイナスの財産（借金やローン）も含む
③不要品処分・換金
しばらくは遺品や住まいの片付けなどに手を付けることは簡単ではないし
いざ手を付けはじめたときに物があまりに多いと片付けの負担が大きいため
④エンディングノート作成
②の財産の状況などのほかに、
病歴、アレルギー、かかりつけ医やいつも飲んでいる薬など
近所などで親しくしている方の連絡先なども記載
⑤遺言書作成
⑥相続税の試算
相続税がかかるのか、いくらかかるのかについて試算
⑦生命保険を見直す
葬儀費用、相続税の納税資金に充てる、遺産分割の調整
などのために現在の契約内容（保険金額、受取人）でよいか見直す
⑧お墓・仏壇を生前に購入
お墓や仏壇、仏具などは相続税がかからない*ため相続税を減らす効果もありますが
亡くなってから慌てて購入することにならないように生前に準備しておくとよいでしょう。
⑨スマホやPC デジタル情報の整理
SNSアカウント、メール、パスワードの管理方法
⑩クレジットカード類の見直し、整理
⑪不動産の見直し
⑫連絡してほしい人リスト
⑬葬儀の希望
葬儀の形式、場所、戒名、遺影の希望などあれば
もっとたいせつな３つのこと
そして・・・
上記のような具体的な対策ではありませんが
ぜひともやっておいたほうがよいことがあります。
まず最初に・・・
「感謝の想いを伝えること」
これは
子から親、親から子
どちらにとってもいちばん大切なことだと思っています。
もう一つは
「親の人生の歩みを聞いておくこと」
あなたのお父さまやお母さまが
これまでどのような人生を歩まれたのかぜひ話を聞いてみてください。
そしてできたら・・・
「親子で外出や旅行をできるだけすること」
もちろんそれぞれのご家庭の事情でなかなか難しい場合もあると思いますが
できる限り大切な人と過ごす時間を増やしてください。
はじめの一歩を踏み出すために
何から始めたらよいかわからない
相続・生前対策
ちまたにはたくさんの書籍や
インターネット上の情報がありますが
どんな対策がよいのかを決めるにはまず
逝く人と受け継ぐ
それぞれの想いを伝え合うことが何よりも大切と考えています。
相続のことを先送りにせず
ご家族の幸せな未来へ一歩を踏み出すためにも・・・
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専門家に相談する前に家族で相続を考える「３つの質問」
ご家族の想いが伝え合えたら…
または、なかなか家族だけだとうまく進まない、というときも…
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