変わりゆく“おくりかた”のカタチ~フューネラルビジネスフェア2025に行ってきました

堀亜砂子
堀亜砂子

想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!

お誘いいただき、パシフィコ横浜で開催された【フューネラルビジネスフェア2025】に足を運んできました。
このフェアは、葬儀・供養・終活に関わる最新のサービスや製品が一堂に会する、国内最大級の専門展示会です。

公式サイトはこちら↓


会場には、伝統と革新が交差するさまざまなブースが並び、「どう送るか」だけでなく、「どう生きたか」「どんなふうに伝えるか」といった想いが詰まった展示に触れることができました。

現場の課題と、これからの選択肢

限られた時間ではありましたが、出展ブースを一通り回った中で、特に印象に残った3つのサービスをご紹介します。

① 故人を「穏やかにおくる」ための冷却設備

【たつみ工業株式会社(川崎市)】の《おくりこ®》

「おくり庫(こ)」というネーミングには、“故人をおくる”というあたたかな想いが込められています。
遺体安置用の冷蔵庫ですが、単なる設備ではなく、ご遺族が気持ちを整え、お別れの時間を過ごすための環境を支えるものとして紹介されていました。

近年では、地域によっては火葬場の予約が取りづらく、葬儀までの日数も数日から10日前後かかるケースもあるため、安置環境の確保は現場での大きな課題になっているそうです。


従来はドライアイスを使用する方法が主流でしたが、長期にわたる場合はコストが高くなることもあるとブースで伺いました。

さらに、ペット用のおくり庫も展示されていて、動物たちにも「最期まで丁寧に送る」想いが広がっているのを感じました。

② 想い出を共有する“参加型”のお葬式

【株式会社inoriation(京都府)】のLEDビジョン演出

「葬儀はこころを収縮させる時間ではなく、こころ温かくなる素晴らしい時間であってほしい」
そんなコンセプトのもと、LEDビジョンを使って想い出の映像を映し出し、参列者が参加できるお葬式の演出を提案していたのが、株式会社inoriationさん。

重苦しさや形式的な印象を持たれがちな葬儀の場を、亡き人の人生を感じ、語り合い、感謝を届ける時間へと変える─
その試みに、深く共感しました。資料を入れるために来場者に配ってくださっていたトートバッグやお水のボトルも、柔らかく優しい雰囲気だったのも印象的でした。


「いのちと向き合う時間」「生きることの意味をあらためて受け取る時間」
それは、遺された人の未来にとっても大切な“支え”になるはずです。

③ デジタル時代の相続と遺品整理の支援

【株式会社グッドレイ(東京都日本橋)】のIT関連サービス

最後にご紹介するのは、パソコンやスマホなどの「デジタル遺品」にまつわる課題に対応するサービスを展開していた株式会社グッドレイさんのブースです。

今では、日常的に多くの情報がデジタル上に存在しています。
「亡くなった後に中身を確認できない」「何が資産で何が不要か分からない」─そんな声に応えるために、

  • 相続発生後のパソコン調査
  • デジタル遺品の整理
  • 相続財産の不正調査

といったサービスが紹介されていました。
相続における“見えないリスク”への備えとして、今後さらに重要になっていく領域だと感じました。

「想い」と「そなえ」に、もっと自由な選択肢を

さまざまなブースを巡る中で感じたのは、「遺す」「送る」「繋ぐ」という時間が、その人らしさに寄り添うものへと着実に進化しているということ。

従来の形式にとらわれず、もっと自由に、もっとやさしく。
残された人が「ありがとう」と言えるお別れを─
そんな流れが、静かに、でも確かに広がっているのを肌で感じました。

私自身、母が生前に準備してくれていた多くのことに支えられてきた経験から、“備えること”や“想いを伝えること”の大切さを、これからも伝えていきたいと思っています。


これからの時代にふさわしい、あたたかい「おくりかた」、そして「そなえかた」のヒントをいくつも得られた、大切なひとときでした。


「突然の別れ」は、誰にとっても他人事ではありません。
だからこそ、“その時”が来る前に、できる準備を。
あなたやご家族の大切な想いを、

静かに、でも確かに未来へつなげるために─


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この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴25年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。