いつから終い(しまい)はじめたらいいのだろう?

堀亜砂子
堀亜砂子

想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!

最近、ふと考えることがあります。

私は、いつから「終い(しまい)」はじめたらいいのだろう…

子どももいない身なので、誰かに何かを遺す必要はありません。
だからといって、何もしなくていいわけではない。

そんなときには母の晩年のことを思い出します。

2022年11月、介護施設で静かにこの世を去った母は
施設に入るだいぶ前から、財産を換金しやすいものへと組み替えたり、詳細な財産リストを準備したり
延命治療や葬儀についての要望も添えた感謝の手紙を私たち子供に書き残してくれてもいました。

まだ母が元気だったころ、実家に顔を出すたび財産やお金の話をしてくることに辟易して
「お金の話ばっかりしないで」と優しさのかけらもない言葉を投げつけてしまったこともありました。


そしてしばらくして実際に「もしものとき」が訪れたとき、私たちが迷わず動けたのはその準備があったからこそなので、亡くなってから母への感謝と尊敬の念が増しました。

暮らしの中の「終い(しまい)」

とはいえ、母のようにきっちり整えることが今の自分にとって正解かは分からず…

それでももう少ししたら還暦を迎える年齢になったいま、私なりに小さなところから終い(しまい)始めています。

たとえば・・・

なんとなく気になっていることをメモしておく。
頼れそうな専門家の情報にアンテナを張ってみる。
日々ひとつずつでも手放せるものを見つけてさよならする。
写真の整理を少しずつ始めてみる。
使っていない口座やカードを整理してみる。
「もしものとき」の連絡先をまとめておく。
大事なパスワードやログイン情報を控えておく。

終い(しまい)というのは、ある日突然始まるのではなく、日々の暮らしの中に少しずつ混ざっていくもの。


空の色がゆっくりにじんでいくように、波が寄せて返すように、気づけばいつからか始まっていた。
そんな感覚のほうがしっくりくる気がします。


日ごろから生前対策の大切さを説く身でありながら、自分のことはついつい後回しになりがちなことを受け入れつつ、


必ずしも誰かに遺すためでなくても、
未来への配慮と思いやりを持ちながら、
今をきちんと味わって生きていくこと。


それが、私にとっての「終い(しまい)はじめ」だと思っています。


もしかしたらこれを読んでくださっているあなたの中にも、
すでに始まっている何かがあるのでは?



「突然の別れ」は、誰にとっても他人事ではありません。
だからこそ、“その時”が来る前に、できる準備を。
あなたやご家族の大切な想いを、

静かに、でも確かに未来へつなげるために─


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この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴25年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。