やたらと意味づけしたがる時代~「なんと名付けたらよいかわからない」の尊さについて

堀亜砂子
堀亜砂子

想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!

映画『国宝』を観たあと、李相日監督の過去作品が気になって、
見逃していた『流浪の月』の原作(凪良ゆう)をアマゾンオーディブルで聴きました。



かつて「誘拐された少女」とされた更紗と、
「加害者」とされた大学生・文(ふみ)。
事件から15年後、ふたりはふたたび出会い、再び共に暮らし始めます。

周囲から見れば、決して“正しい”とは言えない関係。
でも彼らにとって、それは確かに「安心できる場所」だったのだと思います。

このふたりの関係性は、恋人でも家族でもなく、依存とも違う。
なんと名付けたらよいか、わからない。けれど確かに、そこに“在る”もの。

すぐ答えを求めたくなる

この物語を聴いて私は、
「無理に意味づけしなくてもいい」
「わからないままで生きていい」
そんなことをあらためて感じました。

私たちはつい過去や現在の事象を掘り起こしては意味づけしたり、
感情や行動の原因として「ブロック」と呼ばれる何かを探して「変わらなきゃ」と焦ってしまいがちです。


でもその視点が、今ある自分や感情を「正しくない」「直すべきもの」と決めつけてしまっているようにも感じます。

犯人捜しをするよりも、「名前のつけようのない気持ち」を、そのまま抱えていてもいい。
むしろ、そういう“わからなさ”を含めてこその人生じゃないか?
最近、そんなふうに思うようになりました。

名前のない気持ちと、共にいるということ

もちろん、変わることも、前に進むことも大切です。
でも私は「変わらなければ幸せになれない」などと思い込むよりも、
“いまここにあるもの”を認めていたいと思っています。

つじつまを合わせたり、説明をつけたり、自分や誰かを納得させる必要なんてないのです。
それをしようとするたびに、かえって大切なものの輪郭がぼやけてしまうように思います。

SNSやブログなどで発信をしている身でありながら、私は言語化がニガテです。
言語化の効能や大切さを痛感しているがゆえに、思い通りにできない焦りや罪悪感を感じることがしばしば…
でもだからこそ、言葉にならない状態や感情の尊さも強く信じています。
そして、現状にとどまっていたいと思う気持ちがあることも、否定していません。
ホメオスタシス─それも、自分の一部なのです。

かならずしも変わらなくちゃいけないわけじゃない。
名前をつけなくても、整理できなくてもいい。
そのままただそこにある感情やつながりを、大切にしたい。


そう思わせてくれた作品「流浪の月」
ロードショーでは見逃してしまいましたが、Amazonプライムで観てみようと思います。


原作と映像では受けとるものも変わるでしょう。
でもどちらもきっと、私のなかにある“名もなき気持ち”にやさしく触れてくれるに違いありません。


「突然の別れ」は、誰にとっても他人事ではありません。
だからこそ、“その時”が来る前に、できる準備を。
あなたやご家族の大切な想いを、

静かに、でも確かに未来へつなげるために─


相続や生前対策に関するご相談はお気軽にどうぞ!

イベントやお得な情報をメルマガやLINE公式からご案内しています!

「想いと豊かさを未来へ繫ぐメルマガ」
ご登録で2つのプレゼント🎁
その1「想いを繫ぐ 相続診断チェックシート」
その2「相続トラブルを防ぐ3つのステップ」

LINE公式
ご登録で動画プレゼント🎁
\知らないとヤバい!?/
「相続対策が今すぐ!必要な理由」

はじめの一歩にぜひどうぞ【note記事】
\生前対策 “はじめの一歩” /
専門家に相談する前に 家族で相続を考える「3つの質問」

※画像をクリック!


この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴25年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。