
想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!
先日、横浜で開催されたイベント、『第三回 介護ってエンタメだ!』に行ってきました。
第一回横浜、第二回岡山に続いてふたたび横浜での開催。
介護する人も、介護を受ける人も、Fashionのチカラで心軽く明るい人生にしよう!
のキャッチフレーズで開催されたこちらのイベント。
介護の現場で日々奮闘する方々が主役となる、ファッションショーとトークライブという構成で、主催されたのは、お友達でもあるファッションポリスめぐみんこと、鈴木めぐみさんです。
ご自身がダブル介護を経験されためぐみんさんは、オシャレを楽しみ笑顔でいれば周りの人も幸せにできると気づいたのをきっかけに、ファッションショー「ポリコレ」を主催。
年齢、性別、障害の有無にかかわらず好きなお洋服を着て自由に自己表現するすばらしさを広める活動をされています。
今回のイベントでもその想いを見事に形にされ、介護に従事されるプロの方々が色とりどりの衣装をまとってランウェイを闊歩する姿はとても輝いていて惹きつけられました。
トップランナーたちの言葉が胸に響いた
ファッションショーもすばらしかったのですが、介護業界のトップランナーたちのトークLiveが特に心に残りました。
🌱「介護いきいきお兄さん」森崎のりまささん
離職者の多い業界で、2年間退職者ゼロという驚異の職場づくりを実現された方です。
ご自身のお祖父さまが認知症を患い、家族で見守ってきた日々と、最期の時間について語られました。
認知症のお祖父さまに対して、お父さまが感情的になり、強い口調や態度になることもしばしばだったとか。
そして─
お祖父さまが病院で亡くなられた直後、お父さまは無言でふらりとトイレに向かわれた。
そのときは「なんて人だ」と思ったそうですが、今になって思えば「父は、あのトイレで泣いていたのだろう」と。
その経験から森崎さんが語っていたのは、“見えないものを想像する力” の大切さ。
介護の現場でも、表に見える言動だけでなく、その奥にある感情や背景に心を寄せれば信頼や安心につながっていくとの言葉には深く共感しました。
🌱最幸の介護士(SK)てっちゃん先生☆
「自らの心のケアができる介護士を育てたい」と語るてっちゃん先生☆のスピーチには、介護の現場で向き合ってきた“痛み”と“希望”の両方が込められていました。
介護に必要なのは、技術だけではない。
現場にいる人たちが、自分自身の心と向き合い、癒されること。
そのうえで、初めて本当に人に寄り添える介護ができる。
そんな信念が、静かで力強い言葉で語られました。
「介護がない世界をつくりたい」という一見逆説的な言葉には、深い願いが込められていました。
誰かが誰かの“面倒を見る”という視点ではなく、お互いが感謝と対等の関係で支え合える社会へ。
そこに、介護の未来を変える力がある─そう感じました。
🌱介護福祉の革命家・高橋まちゃぴろさん
23歳でこの世を去った実弟の名前を冠した会社を立ち上げたまちゃぴろさん。
その活動の根底には、弟さんへの深い想いがあります。
「介護福祉は、人生を幸せにする“相互啓発な仕事”」この言葉が、胸に強く残りました。
介護は“支援”する側と“される”側に分かれるものではなく、関わるすべての人が互いに学び合い、笑顔になれる場。
介護という営みにこそ、人を幸せにする可能性がある。
そんな信念とやさしさに、心を打たれました。


母との時間を思い出して
私には自分自身が「介護をした」というほどの経験はありませんが、晩年の母との関わりを思い出して、胸がきゅっとなりました。
入院していた母が、ある日突然、せん妄*で子どものようになってしまったことがありました。
私のこともわからなくなっていて、目つきや口調もまるで別人のようで─正直、とてもショックでした。
*せん妄…一時的に意識や判断力が混乱してしまう状態のこと。入院中の高齢者に多く見られ、体調の変化や薬の影響、環境のストレスなどがきっかけで急に人や場所がわからなくなったり、幻覚を見たり、昼夜が逆転したりすることがあります。
でもそのとき、ただひたすら「安らかでいてほしい」と願い、思いつく限りの童謡を母の枕元で歌い続けました。
子どもをあやすように、ひとつひとつ、声をかけるように…。
歌が途切れたら母が寂しいかな、と思うとやめられず、次から次へと歌い続けたことを覚えています。
“母”としてではなく、目の前にいる“小さな愛しい存在”に向けて、心を込めて歌っていた時間─
あのときの自分の気持ちや無邪気な母の表情は、今も忘れられません。
そっと支える視点を、これからも
私は認知症アドバイザーとしても活動していますが、今回のイベントを通じて“心のケア”が果たす役割の大きさをあらためて感じました。
毎日の中にあるちょっとした楽しみや、その人らしさを保てる時間が尊厳を守り、穏やかな日々につながっていく。
そうした関わりの積み重ねが、たとえ劇的でなくても、確かにその人の力になることを再確認できました。
これからも、相続や終活だけでなく、“その人らしく生きること”をそっと支えるような視点を大切にしたいと思います。
自分は支える側にも支えられる側にもなりうる。
すべての人が互いに尊重し合って自分らしく豊かに人生を全うする。
そんな未来へ向かうこれからの介護に当事者意識を持って関わってゆきたいと思います。
「突然の別れ」は、誰にとっても他人事ではありません。
だからこそ、“その時”が来る前に、できる準備を。
あなたやご家族の大切な想いを、
静かに、でも確かに未来へつなげるために─
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