「よかれと思って」~もっと軽やかにお誘いしよう

堀亜砂子
堀亜砂子

想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!

最近、信頼している大切な方を、とあるコミュニティにお誘いするという機会があり、誰かに何かを紹介することについてふと考えました。  



自分がよいと思ってお誘いしているつもりでも、相手にとってよいとは限らず、またお誘いする行為自体が相手にどう受け取られるのかわからない。
そんな当たり前のことに、あらためて引っかかったのがきっかけです。

思い出したのは、自分が子供の頃に母から聞いた言葉です。
当時母は、仲良くしているご近所の主婦から、ことあるごとに熱心に宗教団体への加入を勧められていたようで
そのたびに「気持ちはありがたいけど、他の教えよりも自分のところの教えだけが一番、という考え方にはどうしても違和感があるのよね」と話していました。



大人になってから思い返してみると、母が誘われていたのはいわゆる在家信者を中心とした仏教系の宗教団体でした。
母はけして宗教自体を否定していたわけではなく、伝え方や距離の取り方に引っかかるものを感じていたのだと思います。
当時は深く考えませんでしたが、振り返ると、その感覚はとても大切だと思います。

もう一つ、忘れられない出来事があります。
20数年前に恋人と死別した直後、久しぶりに会った高校時代の友人から、宗教団体に勧誘されました。
そのときは思い当たりませんでしたが、奇しくも母がご近所の方から誘われていたのと同じ団体でした。
具体的に何と言われたかは、もうはっきりとは覚えていませんが、死別の苦しみから救われるためによかれと思って誘ってくれたのだと思います。



友人のせっかくの思いやりでしたが、私はただ違和感と反発を感じました。
当時の私には、心のなかに踏み込まれたような気さえしてしまい、素直に受け入れられませんでした。

「よかれと思って」は、誰の目線か

こうした経験もあってか、私は「人にすすめる」「紹介する」という局面では、かなり慎重になる傾向があります。
「よかれと思って」という言葉は、日常の中でよく使われますし、そこに悪意があることはほとんどありません。
むしろ、たいていの場合は純粋な好意なのだと思います。

ただ、つきつめて考えてみると、「よかれと思って」は、自分の目線から想像した「相手のため」に過ぎないとも言えます。当然ながら、こちらが良いと思っていることが、相手にとっても同じとは限らず、とんだ的外れだったり、逆に悪意に取られる可能性すらある。
そう考えると、「よかれと思って」という言葉は、やさしさと同時にどこか危うさも含んだ、諸刃の剣なのだと思います。

思い返してみると、私はずっと「紹介」という行為そのものを、かなり厳粛に捉えてきました。
自分の中で「本当にいい」「心からおすすめできる」と完全に納得できていないと、人に紹介しようなどとは思いません。



紹介するということは、相手の時間や選択、ひいては人生にまで少なからず影響を与えること。
だからこそ、自分に少しでも迷いがあるようなものをおススメするなんてもってのほか。
そして紹介するからには、自分が責任を持って説明したり、その後も何もかもフォローしなくてはいけない…
そんなふうにかなり大げさに考えているから、昔から「紹介」が苦手だという自覚がありました。

選ぶのは、相手だから

でも近年は、少しずつ見方が変わってきました。
人のことは、わからなくてあたりまえ。
相手の状況もタイミングも、こちらが完全に理解できるはずはありません。

仕事に関する紹介については、これからも変わらず、できるだけ得意分野や特性、相性なども踏まえたうえで、最適なプロフェッショナルへお繫ぎしたいと思っています。
相手の時間や選択、ひいては人生に影響を与える場面も多いからこそ、手元の名刺の束などから軽々しく判断したりしない。
その姿勢は、これからも変えるつもりはありません。

一方で、プライベートでは、もう少し力を抜いて軽く、いえ軽やかに考えるもいいのかもしれない。
相手のことを思って考えた、そのプロセスそのものまで、必要以上に厳しく評価しなくてもいい。
どう受け取るか、選ぶかどうかは、相手を信頼して委ねればいいのだと、最近はそう感じています。

そのくらいの距離感で、「こういうものもあるよ」と差し出せたらいい。
相手がどう感じたかで決まるものだからこそ、自分の「よかれと思って」も、場面によっては少し軽やかに扱っていきたい。いまはそんなふうに考えています。


「突然の別れ」は、誰にとっても他人事ではありません。
だからこそ、“その時”が来る前に、できる準備を。
あなたやご家族の大切な想いを、

静かに、でも確かに未来へつなげるために─


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この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴25年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。