「いただきます」に込められた感謝と覚悟に思う

堀亜砂子
堀亜砂子

想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!

先日、オーディブルで『いただきます。人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』(喜多川泰 著)を聴きました。 


Audible人気作品ランキング1位ということも気づかずに、いつものように何気なく聴き始めたらじわじわと引き込こまれてしまい、一気に聴き終えたあとしばらく余韻が残りました。

「いただきます」という言葉の奥行き

月並みかもしれませんが「いただきます」という言葉について、あらためて考えさせられました。

「命をいただいているのだから、感謝しなければ」
「多くの人の手を経て食卓に届いているのだから、ありがたい」


そんなふうには、これまでも思っていたつもりでした。
でもこの本を聴いて、それがまだ表層的だったのだと気づかされました。

「いただきます、は自分の命を維持するためにあなたの命をいただきます。
いただくからには『お前に食われてよかったよ』と思ってもらえるような奴になります、
という覚悟の言葉だ。
同時に、それを作ってくれた人の命ももらい受けるという意味。

だけじゃなく、それを作るためには宇宙のすべてが必要」


このくだりに、ハッとさせられました。



例えば目の前で美味しいお刺身になっているお魚に、「お前に食われてよかったよ」と思ってもらえるように、なんて思ったこともありません。


さらに、その命に至るまでには、育てる人、運ぶ人、作る人、環境や時間、偶然や必然が重なっていることは理解できても、
「宇宙のすべてをいただいている」とまでは思い至りませんでした。


もちろん、食事のたびに感謝はしていたけれど、自分の生き方そのものと結びつけて考えたことなどなかったので、かなり印象に残りました。

受け取って生きる、ということ

あとで調べてみると、以前、薦められて読んだ本『運転者 未来を変える過去からの使者』も同じ著者の作品だとわかりました。


あのときも、目の前の出来事をどう受け取るか、自分はどんな姿勢で人生に向き合っているのか、そんな問いを突きつけられた感覚がありました。

今回の作品「いただきます」も、切り口は違っていても、根っこにあるのは同じ問いなのだと思います。

相続や生前の備えに関わる仕事をしていて、最終的に残るのは、財産の多さそのものではなく、その人がどんな思いで生き、どんな関わり方をしてきたかだと感じる場面に立ち会うことがあります。

「お前に食べられてよかったと思ってもらえる生き方をする」
この言葉は食事の場面だけでなく、仕事や人との関わり方にも、そのまま重なってきます。



誰かの時間や手間、想いの積み重ねの上に、今の自分の立場や仕事が成り立っている。
それを「いただいている」という感覚を、あらためて大切にしたいと思いました。

当たり前のように口にしている「いただきます」という一言の中に、これほどの覚悟が込められていると知ったこと自体が、
私にとって大きな気づきでした。



日々の中で受け取っているものを当たり前と思わずに、目を向けて味わって感謝する。
その積み重ねが、自分の生き方や関わり方を見つめ直すきっかけとなり、
想いを未来へ手渡していくことにもつながるのだと思います。



これから死ぬまでに何度「いただきます」と口にすることでしょう。
一日3食x365日x20年と考えても2万回以上…
毎回意識することで、感謝とともに人生も豊かになってゆくに違いありません。




「突然の別れ」は、誰にとっても他人事ではありません。
だからこそ、“その時”が来る前に、できる準備を。
あなたやご家族の大切な想いを、

静かに、でも確かに未来へつなげるために─


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この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴25年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。