
想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!
以前、NHKドラマ『ひとりでしにたい』についてブログに書きました。
ドラマが先日最終回を迎えたタイミングで、先日「家族がいてもいなくても ~老後とその先の人生デザインのすすめ」
というテーマのお話をうかがうことができるランチ会に参加する機会がありました。
婚活と終活─一見まったく別のテーマのようでいて、実は深くつながっています。
どんな人生を共に歩むか、そしてどんな幕引きを迎えるか。
その両方を見据えることで、ようやく“自分らしい生き方”が形になるのではないでしょうか。
お話をしてくださったのは、株式会社OAGウェルビーR代表取締役の黒澤史津乃さん。
ドラマ『ひとりでしにたい』に関連する特集でも取り上げられ、
人生の幕引きに向けたシミュレーションの大切さを伝えておられます。
今回のランチ会を企画してくださったのは、多彩な経歴を経て婚活サロン・ロータスマリッジを運営する
ロータスライフ株式会社代表取締役の中村僚子さん。
参加者は私を除き、すべて結婚相談所を営まれている女性ばかり。
婚活の最前線に立つ方々と共に、老後や人生の幕引きについて考えるという、とても興味深い場!
参加者同士の交流も自然に生まれる、温かく和やかな雰囲気の中で、大切なテーマをそれぞれがじっくり考え、意見を交わす貴重なひとときを満喫させていただきました。

「家族がいれば安心」という思い込み
印象に残ったのは、家族がいたとしても必ずしも安心とは限らないという、いくつかの事例にもとづくお話。
たとえば、せっかく生前にいろいろと準備をしていたのに、亡くなったという事実がすぐに関係者の知るところとならず、しばらくご遺体の引き取りも行われず、計画が活かされなかったある有名人の方のお話をうかがいました。かつての華やかなご活躍からは想像もつかない孤独を垣間見たような気がして胸がつまりました。
家族以外との共同生活で起こりうる問題についてのお話もうかがいました。
たとえば親しい友人同士で老後の生活を共にする選択をしたとして、それぞれが年齢を重ねて認知症の症状が出たりすると、お互いに「物を盗った・盗られた」といった疑念から関係が壊れてしまうケースもあるのだそうです。
どれもこれまであまり想像してこなかった場面で、相続に関わる仕事をしている自分でさえハッとさせられました。
制度やサービスは「入れ物」にすぎない

終末期や老後の備えというと、契約や制度、遺言や保険といった形を整えることに目が行きがちです。
それらが必要なのはもちろんですが、それだけでは不十分で、まずは「自分がどう生きたいか、どのような最期を迎えたいか」を先にしっかりと考えたうえで、家族に限らず信頼できる人や専門の事業者などに託すことではじめて機能するものだとあらためて意識しました。
いわゆる老後のお金や財産の管理、医療や生活に関わる意思決定と死後事務も含めた実行を総合的にサポートする「高齢者等終身サポート事業」の存在は、私のようなおひとりさまや身寄りのない高齢者にとっては特に心強いものですが、その実態はといえば、監督機関やチェック体制がないために多額の報酬を払わせて充分なサービスが提供されないなどという詐欺まがいの事例もあると知って驚くとともに危機感を覚えました。
そして利用者自身が内容をよく理解し、信頼できる相手や仕組みを選ぶ目を持つ必要があると強く感じました。
黒澤さんが準備してくださった資料には、終活の流れとして、「学ぶ・決める・託す」という3つのステップが示されていました。
情報を主体的に取り入れて学び、自分の方針を固め、信頼できる人や仕組みに託す。
せっかくの備えを実際に役立つものにするためには、どのステップも重要なのです。
誰もが「おひとりさま」になりうる時代

「おひとりさま」は、未婚の人だけを指すわけではありません。
配偶者や子どもがいても、離別・死別・生活の距離感など、さまざまな理由で人生のある時点から“ひとり”として暮らすことは、誰にでも起こり得ます。
だからこそ、「家族がいるから安心」とは言い切れないのです。
私自身、離婚していて子どももいない「おひとりさま」です。
これまでも、もしものときに頼れる人は限られていると頭では分かっていましたが、今回の話を聞きながらその現実をより具体的にイメージすることができました。
家族がいる方でさえ、準備不足で困ることがあるのなら、自分はなおさら「誰に、何を、どう託すのか」を早めに決めておかなければ…そんな気持ちが強まりました。
「気になった今」が始めどき
老後や最期のことを考えるのは、後ろ向きな準備ではなく、これからをどう生きるかという人生デザインの一環です。
私は、亡くなった母が生前にしてくれた準備からその価値を強く感じています。
財産や書類の整理、延命治療や葬儀に関する意思表示まできちんと書面で残してくれていたおかげで、私たち家族は迷わずに判断し、母らしい形で見送ることができたのだと感謝しています。
もし何も整っていなかったら、悲しみの中で必要な情報を探し回り、兄妹で意見が割れたり言い争ったりして、心がすり減っていたかもしれません。
正直いうと、結婚してからずっと専業主婦で、贅沢もせず、特に趣味も持たないように見えた母は果たして幸せだったのかな…と疑問に思ったりした時期もありました。
けれど、亡くなってからあらためて日々を思い返すと、そこには、残される私たちへの深い愛が確かにありました。
形のある物や言葉だけでなく、日常のふとした選択や態度、そして最後まで自分らしく生きようとした姿勢の中に息づいていたのです。
母の準備と生き方は、私に「どう終えるか」だけでなく、「どう生きるか」をも教えてくれました。
それは私自身の人生デザインを描くうえで、これからも大切な指針になっていくはずです。
自分らしい幕引きは、誰のため?
今回のランチ会で、「家族がいるから安心」、裏返せば「家族がいないから寂しい人生」という思い込みを手放すことができました。
そしておひとりさまである自分にとって、準備は「いつかやること」などではなく、今から少しずつ整えていく日常の一部だと実感しました。自分と、大切な人のいまと未来のために。
「家族がいても、いなくても」
どんな立場であっても、自分らしい幕引きを描く準備を今日から始めていきましょう!
「突然の別れ」は、誰にとっても他人事ではありません。
だからこそ、“その時”が来る前に、できる準備を。
あなたやご家族の大切な想いを、
静かに、でも確かに未来へつなげるために─
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