墓じまいを考えるとき ~家族の未来のために

堀亜砂子
堀亜砂子

想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!


先日、朝の散歩のついでに近所のコンビニで
空き家になっている実家の、数百円の電気料金の払込票を差し出したときのこと。


いつも早朝の時間帯にいらっしゃることが多い、
もともと顔見知りの70代くらいの女性店員さんが、払込票を見て笑いながら
「このくらいおまけしてくれればいいのにね」と言葉をかけてくれました。


その一言が、なんだかとても温かくて、つい会話が弾みました。

「実家は今空き家になっているんですよ。
母が亡くなって、そのままになっていて……」と話すと、


店員さんは「大変よね・・・」としみじみ言い、そこからご自身の話をしてくれました。

「うちもね、息子に『死ぬ前に墓じまいしておいてくれ』って言われているのよ。
だけど、なんでもすごくお金がかかるらしいのよね。」
と笑い混じりにおっしゃる姿に、

「うちも人ごとじゃないな・・・」と思いました。


ほかにお客もいない静かなコンビニ店内で店員さんと会話しながら、
お墓や家族のあり方についてあらためて考えさせられました。

墓じまいとは?

最近では、少子化や核家族化の影響もあり、
「墓じまい」を選択する方が増えています。

墓じまいとは、これまで守ってきたお墓を整理し、遺骨を別の場所に移すこと。
後継ぎがいない場合や、遠方でお墓を維持するのが難しい場合に検討されることが多いです。

よく勘違いされる方もいらっしゃるようですが、
『墓じまい』というのは、
ご先祖の供養をやめることではないということが大切です。

墓じまいの流れ

1.親族への相談
墓じまいは家族や親族にとって重要な問題です。
事前にしっかり話し合い、理解を得ることが大切です。

2.お寺や霊園との連絡
永代供養や合祀に移行する場合、お寺や霊園に連絡して手続きを確認します。

3.改葬許可の申請
遺骨を移すには、市区町村役場で「改葬許可証」を取得する必要があります。

4.業者の手配
墓石を撤去する際には、専門業者を手配します。

まとめ

墓じまいは単なる手続きではなく、
ご先祖様をどう敬い続けるかを考える大切な機会であり
これからの家族の在り方やご先祖様への敬意を形にする一つの選択肢と言えます。


これを機に、家族や親族で今後のお墓について話し合ってみてはいかがでしょうか。


相続や生前対策に関するご相談はお気軽にどうぞ!

イベントやお得な情報をメルマガやLINE公式からご案内しています!

「想いと豊かさを未来へ繫ぐメルマガ」
ご登録で2つのプレゼント🎁
その1「想いを繫ぐ 相続診断チェックシート」
その2「相続トラブルを防ぐ3つのステップ」

LINE公式
ご登録で動画プレゼント🎁
\知らないとヤバい!?/
「相続対策が今すぐ!必要な理由」

はじめの一歩にぜひどうぞ【note記事】
\生前対策 “はじめの一歩” /
専門家に相談する前に 家族で相続を考える「3つの質問」

※画像をクリック!


この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴24年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。