「ちょうどよさ」を届けるのが本当のプロ

お客様に合わせた情報提供

先日、相続専門の不動産業者さんとお客様との面談に同席しました。


この不動産業者さんとは、以前も別の案件でご一緒させていただいて
そのサービスの質にとても感動したので今回もぜひにと私からご対応をお願いしました。

相続専門とうたっているだけに
不動産はもちろんのこと、相続関連の専門知識が豊富なのは言うまでもなく

何より印象的だったのが
まるで「水道の蛇口を調整するように」
必要な情報をさりげなく適量で
提供する姿勢があまりに見事だったことです。

どんな質問にも的確に答え、
過不足のない説明でお客様が
「わかる」「安心できる」と思える空間を作っていたことにまず感動！

例えば売却に際してのコストを尋ねられたときも
円単位なのか、万単位なのか、お客様がどの程度の精度を求めておられるのかを
会話や表情からくみ取って
まっすぐお客様の目を見て
ひとつひとつ誠実にボールを返してくれたおかげで

ご家族の重大なテーマに触れ
最初は厳しめだったお客様の表情もどんどん和らいでいき、
微笑んでさえおられたようにお見受けしました。

私も「これこそ真のプロフェッショナルだ」と感動しました。

お客様への完璧な配慮

物件に関しては綿密な机上調査を行っていて、
何を聞かれても答えられないことはないほどの準備をされていたのですが

いきなりお客様に分厚い査定書をそのまま渡すのではなく、
重要な部分だけをまとめた簡潔な資料を別に用意してくれていて
複雑な内容でもお客様が迷わず理解できる工夫もされていました。

面談の最後には、
「いろいろな情報が入っていてかなり分厚いですが…」とお客様のお荷物も気遣いつつ
詳細な査定書を差し出す完璧さ！


このバランス感覚が厳しめのお客様の笑顔を引き出したのだと思います。

まとめ

この経験を通じて、
私自身も、お客様が本当に欲しいと思う料や質の情報を
適切に提供できる専門家でありたいと強く感じました。

何を聞かれても対応できる充分な専門知識は土台として持ちながら、
それをどのように伝えるか、
相手にとっての「ちょうどよさ」を常に意識すること。

これが、信頼を築く第一歩だと思います。

今回の面談を通じて、専門家としての在り方を改めて考えさせられました。


「もっとお役に立ちたい」
「わかっていただきたい」という熱意や想いから

ついついたくさんの情報を盛り込んで説明しようとしてしまいがちですが
お客様にとっては多すぎたり、難し過ぎたりして
理解の妨げになることもあるでしょう。

これからも
本当の意味でお客様の笑顔を引き出すお手伝いができるよう、
日々研鑽を続けていきたいと思います。

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