おっとびっくり!タンス預金

堀亜砂子
堀亜砂子

豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!

とあるご家庭の話

今日は

その現状が

ご家族みんなに
共有されていなかったために

大変なことになるところだったという
とあるお客様(A様)のお話です。

お父様がお亡くなりになり

A様は税理士に相続税申告書の
作成を依頼しました。

相続税申告書には
被相続人(亡くなった方)の

亡くなった時点での財産を
すべて記載しなければなりません

A様は
お父様とは長いこと別々に暮らしており

お父様の財産の詳細は
把握できていなかったのですが

お父様のご自宅を何度も訪れて
通帳類や、契約書類を探し出し
お父様の財産の特定のため
税理士に協力しました。

税理士は
A様から提出いただいた
残高証明書などの各種資料をもとに

お父様の財産の内容をまとめ

申告期限も近づき相続税の総額も
だいたい固まってきたころのこと…

A様から税理士に突然の電話がありました。

二階から札束が…!!


電話の向こうではA様が
興奮気味にこうおっしゃいました。

「先生!100万円の束が出て来ました!」

送られてきた画像には
10を軽く超える
帯封付きの札束が!


A様もその額に驚かれていましたが

ご実家の2階から

多額のタンス預金が発見されたのです!

A様が足しげく通って
ご実家をくまなく調べてくださったおかげで

多額の現金が
申告から漏れてしまうことを

回避できましたが

故人のお住まいの片づけは
しばらくたってから…

と考えるご家族も多いため

申告期限をはるかに過ぎてから
想定外の多額の相続財産が

発見されることもままあるのです

たとえばお父様が
生前ご自宅に
保管されていた現金について

ご家族に伝えていらしたら
今回のようなことには

ならなかったことでしょう


このように

生前対策として
できるだけご家族そろって


自宅に保管している現金のみならず
貴金属や骨とう品など
価値のある財産について


確認をしておくことが
とても大切なのです!

この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴24年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。