想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!
亡き母がしてくれていた生前対策
2022年11月、
介護施設で暮らしていた母が88歳で亡くなりました。
父が亡くなってから20年以上もの間
実家で一人暮らしをしていた母は
亡くなる3年前に体調を崩して入院し
退院後は介護施設で暮らしていたのですが
体調を崩す何年も前から
時間をかけて少しずつ自分の生前整理をしていてくれました。
自分が認知症などになったり
亡くなったあと残された私たちが困らないように
母がしてくれたていたさまざまな生前対策は
主に次の3つのカテゴリに分けられます。
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1.お金や財産に関すること
2.実家に関すること
3.葬儀・お墓に関することその他
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1.お金や財産に関することについて書いた
前回のブログはコチラ↓からお読みください♪
自分のため、家族のために今からできる財産整理の準備
(生前対策その2) 実家に関すること
①【不動産取得時の経緯記録】
母が生前伝えてくれていた、
大切な書類などを格納するタンスの引出しに
「不動産関連」と題する袋が!
その中には、昭和40年の土地売買契約書に始まり
建築に関する法令等の基準を満たすことについて
役所から証明いただくための申請書類一式及び
建築確認通知書と検査済証
ハウスメーカーとの建築工事請負契約書
土地実測図や登記済み権利証
などなど・・・
土地を取得してから家を建てて住むまでのすべての経緯を記した書類が
ものの見事に完璧にそろっていました。
さらには経緯を箇条書きでまとめた
「不動産に関する件」と題する手書きのメモがああり
そこには取得に関わる費用の明細が整然と記録されていて
将来売却する際の譲渡損益の算定にも使えるであろう完璧な状態でした。
②【生前整理:お片付け】
母が亡くなって半年以上経ってから
遺品整理の業者さんにお願いして実家を片付けたのですが
「広めの一軒家なのにとても物が少ないですね」と言われ
家の中がすっきり片付いて綺麗なことにも感心されました。
キッチンの棚の中も
食器類をビニール袋にまとめて入れるなど
取り出しや移動がしやすいようにしてくれていました。
(※写真は参考で、実際のものではありません。)
母は体調を崩す少し前まで
あちこちのリサイクル業者を足しげく訪ねては
不用品を引き取ってもらっていたようで
「タオルセットなどは未使用で箱があってもなかなか引き取ってもらえない」とか
「食器は持っていくのが大変」とか
よく話していたことを思い出しました。
大きな段飾りではなかったけれど私の雛人形や
兄の兜人形などもいつのまにか処分しておいてくれたことを
最後の片付けのときに知りました。
「自分にはもう危ないから乗らない」と言って
自転車はかなり早い段階で知人にお譲りしていたし
もともと車もなかったのでどれほど大変だったかと思うと
またまた泣きそうです。
まとめ
たまに訪れていたときには気づきませんでしたが
自分がいなくなったあと
子供たちが実家の片付けに苦労しないようにと
可能な限り家の中のものを処分してくれていたことを
亡くなって初めて知りました。
前回も書きましたが
母のもろもろの準備がなかったら
急に入院になったときも
介護施設に入所したときも
そして亡くなったときも
あとに残された自分たちが
どれだけ大変な思いをしただろうと思うと
あらためて母に対する感謝の気持ちが溢れて来ます。
母のしていてくれた生前対策は次回へ続きます。
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