ドラマ「僕のいた時間」に思う~限りある命と向き合うには

堀亜砂子
堀亜砂子

想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!

フジテレビ(関東ローカル)で再放送中のドラマ「僕のいた時間」を録画して見ています。


2014年1月から3月まで放送されたこの作品は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という進行性の難病を患う青年・拓人が、限られた時間の中で自分らしく生きようとする姿を描いています。

主演は三浦春馬さん。


とても好きな俳優さんだったからこそ、当時の表情や声、佇まいひとつひとつを今は慈しむような思いで見つめています。
2020年7月に彼が亡くなってからもう5年も経つことに驚きを感じて、その月日が、静かに心に重なってきました。


恋人役の多部未華子さん、友人役の風間俊介さん、山本美月さん、斎藤工さん、弟役の野村周平さん。
そして、お隣の家のおませな子として登場するまだあどけなさの残る浜辺美波さんの姿も。
どの俳優さんも今の活躍を知っているからこそ、あのときの初々しさや若々しさがより鮮やかに映り、自分自身にもあれからの時間が流れていたことをあらためて実感させてくれました。


2014年当時の自分はどんな思いでこのドラマを観ていただろう…
今になってあらためて観てみると、当時は気づかなかった何気ないエピソードなんかも気になったりして。


そして…
本当のことはもう誰にもわからないけれど、命と向き合う物語の主役を演じた彼自身が、のちにその命を自ら終える選択をしたという事実の重さに、どう向き合えばいいのか?
そのことには今も答えが出せないままです。

“いつかそのうち”が手遅れになる前に

拓人の姿には、どうにもならない苦しさや迷いがにじんでいて、決してきれいごとじゃありません。

徐々に症状が進行することへの戸惑いや恐怖、苦悩…


「死刑囚っていつ死刑が執行されるかわからないまま毎日過ごしてるんですよね。
俺もいつその日が来るのかわからないまま過ごさなきゃいけないんですよね。」


医師に向って拓人が言ったこの言葉が胸をえぐりました。


拓人自身だけでなく、まわりの人たちそれぞれが自分にできることを手探りで見つけながら、人とのつながりを求めて生きようとしている姿に自然と引き込まれていました。

病気と向き合いながらも、笑い合ったり、ちょっとしたことで落ち込んだり、苛立ったり、それでも愛しくてたまらない…
そういう何気ない場面のひとつひとつが、あとからじわっと残っていて、気づけば心の中で何度も再生されています。

「いつか話そう」
「そのうちちゃんと考えなきゃ」

気づけば先送りにしてしまっていることが、ある日突然「もうできないこと」になってしまう。
だからこそ、「今、できること」に、もう少し目を向けてみよう。

懐かしい作品を、今の自分の感覚でまた観られること。
その中で、小さな気づきをひとつずつ手に取るような時間。
そんな静かな余韻を、いま味わっています。

人生は、思い通りにならないことも多いけれど、
病気や死といった“命のこと”を除けば、たいていのことは、自分で選び、自分で決めていける…
そんなふうにも感じています。

少し前に体験したVRの世界で、「自分の設定次第で、世界の見え方はこんなにも変わるんだ」と実感したばかりということもあって、11年の時を経てあらためてこのドラマを観ながら、自然と自分の人生にも重ねていました。

自分の人生も、もっと慈しんで、もっと大切に紡いでいきたい。
限りある時間のなかで、自分らしい物語を、静かに創っていけたら。

そんなふうに思わせてくれる作品です。


「突然の別れ」は、誰にとっても他人事ではありません。
だからこそ、“その時”が来る前に、できる準備を。
あなたやご家族の大切な想いを、

静かに、でも確かに未来へつなげるために─


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この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴25年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。