想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!
今日は少しだけ毒を吐いちゃいます。
私は普段、人のことをあまり「嫌い」とは思いません。
もちろん合う合わないはありますし、苦手なタイプもいます。
それでも「大嫌い」と思うことは滅多にありません。
そんな私が、以前一緒に仕事をしていた人で、どうしても苦手な人がいて、
心の中で勝手に「妖怪おっしゃるとおり」と呼んでいました(笑)。
仕事上の議論や検討の場面でのことです。
こちらが論点を示したり、疑問点を伝えたりすると、すぐに「おっしゃるとおり!」と返ってくる。
ところが、そのあとに自分の考えが出てくるわけでもなく、しばらくすると同じことが繰り返される。
最初は私の説明が悪いのかなと思いました。
でも違いました。
どうも考えていないようなのです。
人それぞれ意見が違って当たり前だし、「私はこう考えます」「ここは違うと思います」「まだ判断できません」と言ってくれれば、お互いに考えられるし、仕事も前に進みます。
「おっしゃるとおり」がずるく見えたわけ
なぜあれほど苦手だったのだろうと振り返ってみると、たぶん私はそこに少しずるさを感じていたのだと思います。
自分の考えを口にするのは勇気がいります。
間違っているかもしれない。
反論されるかもしれない。
責任も発生するかもしれない。
でも誰かの意見にかぶせての「おっしゃるとおりです」ならひとまず安全です。
発言者の機嫌も損ねない。
自分も傷つかない。
責任も負わなくていい。
その場は穏便に終わるかもしれません。
けれど、仕事の議論は穏便に終わらせるためにあるのではなく、よりよい結論にたどり着くためにあるはずです。
もちろん、本当に納得した結果としての「おっしゃるとおりです」なら何の問題もありません。
でも、自分で考えることを放棄したまま口にするのなら、それは相手への敬意も欠いているし、職務怠慢だとも思います。
自分への反省も
以前、ある方からアドバイスいただいたことがあります。
誰かに言われたことに承服できなくても、すぐに反発するのではなく、まずはいったん受け止めてみたらどうか。
そのうえで自分の中で咀嚼し、考えてから結論を出せばいいのではないか、と。
これは本当にその通りだと思いました。
私は、違和感を覚えるとすぐに反応してしまうことがよくあります。
でも、相手の話を最後まで聞いてみると、最初は反対だと思った意見の中にも学びがあることがあるのです。
だから私は、「おっしゃるとおりです」という言葉そのものが嫌いなわけではありません。
大切なのは、あとからでもちゃんと考えているかどうか。
緩衝のためにまず受け止めることと、思考停止で同意することはまったく別の話なのだと思います。
AIも妖怪!?
最近はAIと対話する機会も増えました。
AIは基本的に否定から入らず、何を言ってもまずは受け入れてもらえるのでとても気持ちよく話せます。
ただ、ときどきあまりにも同意が続くと、
「出た、妖怪おっしゃる通り!」とツッコミを入れたくなります(笑)。
もちろん、質問の仕方や使い方の問題もあるのでしょう。
それでも私は、ただ同意してほしいのではなく、一緒に考えてほしいのだなと気づかされます。
相談の仕事をしているからこそ
相続や税務のご相談でも同じなのではないかと思っています。
ご相談者の方は、必ずしも整理された状態で来られるわけではありません。
不安や迷いや、本音と建前が入り混じっていることもあります。
もちろんできるだけご自分の言葉で話していただき、それをじっくり聞いて受け止めますが、ただ相づちを打つだけではなく、言葉の奥にあるものを受け取り、一緒に考えることを大切にしたいと思っています。
相手の話を聞くというのは、耳ざわりのよい言葉を返すことではなく、その人の状況や想いを受け止めたうえで、
自分の頭でも考えて返すこと。
相談を受ける仕事をしている以上、私自身もそこだけは忘れずにいたいと思います。
「突然の別れ」は、誰にとっても他人事ではありません。
だからこそ、“その時”が来る前に、できる準備を。
あなたやご家族の大切な想いを、
静かに、でも確かに未来へつなげるために─
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