iPhoneのアップデートがまさかの二日がかりに―初期化から救ってくれた前日のバックアップ

堀亜砂子
堀亜砂子

想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人
相続対策コンサルタント
堀亜砂子です!

iPhoneをアップデートしようとしただけでした。
それがまさか、二日がかりの大騒動になるとは思ってもいませんでした。

最初はいつものようにPCにつないでアップデートを始めたのですが、途中でうまく進まなくなりました。
夜になってもAppleマークと進行ゲージが表示されたまま。
そこで、これ以上触らず、そのままPCにつないで一晩置くことにしました。

朝になれば終わっているだろうと思っていたのですが、翌朝もまだ解決していませんでした。
そこから再び作業を始め、USBハブやケーブル、Windowsの「Appleデバイス」アプリとiTunesなど、ひとつずつ原因を探ることに。



そしてとうとう画面に現れたのが、「iPhoneは所有者にロックされています」という表示。
ホームボタンを押すと、言語の選択から始まる初期設定画面が出てきました。

「つ、ついに初期化された……?」一瞬、血の気が引きました。

サブスク整理から始まったバックアップの見直し

実は少し前、増えていくサブスクを整理したくて、iCloudの有料プランを解約しました。
その代わり、iPhoneのデータについては、月に一度、PCのiTunesで暗号化バックアップを取るようにしていました。

とはいえ、先月バックアップを取ったとき、「そういえば、暗号化したときのパスワードって何だったっけ?」
と少し気になっていました。

確認しておこうと思いながら、そのまま先送り。それが今回、突然「本番」を迎えることになりました。

奇跡的に残っていた「前日のバックアップ」

iPhoneが初期設定画面になり、まず確認したのがPCに残っているバックアップ。
すると、前日の13時11分のバックアップが残っていました。

普段は月に一度しかバックアップを取っていないのですが、前日にiOSをアップデートしようとしてPCにつないだことで、どうやらそのときに新しいバックアップが作成されていたようです。

ほぼ直前の状態です。これには本当に救われました。

ところが、まだ難関がありました。そのバックアップには鍵のマークがついていました。
つまり、暗号化バックアップ。復元するには、昔自分で設定したパスワードが必要です。

「昔のパスワード」、3つか4つ目でビンゴ

Apple IDのパスワードではありません。
以前、自分で設定した(はずの)暗号化バックアップ専用のパスワードです。

思い当たるものを一つずつ入力しました。

一つ目、違う。

二つ目も違う。

何回まで試せるのかもわからず、だんだん怖くなってきます。

そして3つ目か4つ目。


……通った!



思わず声が出そうになりました。
というか、声が出ていたと思います(笑)

その後、PCには「バックアップから復元中」の表示。

残り19分。

15分。

11分。

10分。

一方、iPhoneの画面は真っ暗になったり、Appleマークと進行ゲージが表示されたり。
途中で何度も「これ、本当に大丈夫?」と思いました。
それでも触らず、ケーブルも抜かず、ひたすら待ちました。

そしてついに、

「復元しました」の文字。

ホーム画面が戻ってきたときは、本当に泣きそうになりました。
というか、泣いていたかもしれません(笑)

アプリもMessengerも、少しずつ元どおりに

復元が終わっても、すぐにすべてが元通りになるわけではありませんでした。
アプリはWi-Fi経由で次々と再ダウンロード。

Messengerを開くと、一時は2025年ごろまでの会話しか表示されず、また冷や汗。
こちらも暗号化されたメッセージ履歴を復元することで、無事に最近の会話まで戻りました。

iOSも無事、最新版に更新されていました。
結果として、前日の午後までのバックアップから戻すことができたので、ほぼ完全復活です。

今回の教訓

今回、USBハブやケーブルの接続状態にもかなり振り回されました。
途中ではPCから接続音が何度も鳴り、接続が不安定になっていたようにも見えました。

何が直接の原因だったのかは断定できません。
ただ、これからiPhoneをアップデートするときには、USBハブを介さず、PC本体のUSBポートへ直接つなぐ。
これは自分のルールにしようと思います。

そして何より、バックアップは「取っている」だけでは足りない。
どうやって戻すのか、必要なパスワードは何なのかまで把握しておく。

今回、その大切さを身をもって知りました。

デジタル終活は「亡くなった後」だけの話ではない

最近、ちょうどデジタル終活について調べたり、ブログを書いているところでした。

SNSのアカウント。

スマートフォン。

写真。

メール。

サブスクリプション。

自分のWebサイト。

亡くなった後、これらをどうするのか。

そんなことを考えていたのです。

でも今回、改めて思いました。

デジタル終活は、亡くなった後のためだけのものではありません。

今日突然スマートフォンが使えなくなったとき、自分が困らないための備えでもある。

どこにどんなデータがあるのか。

どこにバックアップがあるのか。

復元するためには何が必要なのか。

誰に何を伝えておく必要があるのか。

まずは自分自身のデジタルデータを、あらためて整理してみようと思っています。

そして、もう一つの副産物

今回の二日間は、本当に怖かったです。
昔の私は、こういうトラブルが起こると、自分ではほとんど何もできませんでした。

以前勤めていた会社では、システム担当の方に状況をなんとか説明すると、魔法のように解決してもらったものです。
その後、生活環境が変わり、自分でパソコンやセキュリティの問題に向き合わざるを得ないことも増えました。

そして今回。



リカバリーモード。

暗号化バックアップ。

iPhoneの復元。

Messengerの暗号化された履歴。

USB接続。

気づけば、二日前よりずいぶん詳しくなっています(笑)。

トラブルなんて、できれば遭わないほうがいい。
でも、自分で一つずつ確認し、対処し、最後には元に戻せた経験は、これからの安心にもつながる気がします。

備えることと、知ること。



どちらも、自分自身を守る力になる。
二日がかりのiPhone騒動から、思いがけずそんなことまで教えてもらいました。





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この記事を書いた人

堀 亜砂子

堀 亜砂子

税理士・相続対策コンサルタント
~想いと豊かさを未来へ繋ぐ案内人

税理士歴26年、法人・個人含め13,000件以上の相談対応。
個人事務所、ビッグ4税理士法人、外資系事業会社、国税不服審判所、
資産税系税理士法人を経て2023年独立。

将来を約束した恋人が30代で急死、
その後も尊敬する上司の急逝、実母の他界など、
大切な人が突然この世からいなくなる経験を重ねたことから
生前に想いをしっかり伝え合い
その日のためにできる限りの備えをしておくことの
大切さを多くの人に伝えるべく活動しています。